富士技術出版のJournal of Robotics and Mechatronics「ソフトロボット学」特集号に
物理レザバー計算に関する論文が掲載されました。論文はこちら
この論文は、ヤング率の異なるシリコーン材料で造形された2つのフクロウモデルを題材にした物理レザバーコンピューティングの学習精度を比較したものです。
内部に埋め込んだ圧電フィルムセンサ―の値から、フクロウが今どこの部位を触られているか識別する学習を1D CNN等のモデルで行い、ハイパーパラメータごとの識別精度を検証しています。
ソフト材料を介して出力されるセンサー値がそもそも高精度な部位識別を達成することを明らかにし、わずかな弾性値の違いによりハイパーパラメータの最適値も若干異なることを示しました。
これらのモデルは医療分野において、触るだけで身体に生じている異常を見抜くことができるかもしれず、検証内容は最適な材料と学習パラメータを推定するのに役立つかもしれない知見を明らかにしています。
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